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目次
第1章 日本語とは
第2章 日本の漢字について
第3章 ひらがなについて
第4章 カタカナについて
第5章 オノマトペについて
第6章 日本語の発音について
第7章 日本語の文法について
日本語とネパール語は、文法もまたとてもよく似ています。日本語はネパール語と同じく SOV「主語(S)+ 目的語(O)+ 動詞(V)」の順番で構成されます。英語のように品詞の入れ替えをしなくても、直感的に文法を理解することができるのです。
主語は文の主体「~は」、目的語は動詞の対象「何を」、動詞は主語の動作「~します」を表します。例えば「私は(S)+ ごはんを(O)+ 食べます(V): म भात खान्छु」このように SOV 文型を基本に、形容詞や副詞を組み合わせたり、過去・現在・未来を示すことで幅広い表現を可能にします。この SOV 文型の他に、基本の型が4つあります。Ⅰ から Ⅳ までの文型を説明していきます。
基本の文型 Ⅰ 名詞文(नाम वाक्य)
「名詞 (めいし) は + 名詞 (めいし) + です」
मेइसी वा + मेइसी + देसु / नाम + नाम + हो
例:「私 (わたし) は + 学生 (がくせい) + です」
वातासी वा गाकुसेइ देसु / म चाहिँ विद्यार्थी हुँ ।
:「これ は + 教科書 (きょうかしょ) + です」
कोरे वा क्यो-कास्यो देसु / यो चाहिँ पाठ्यपुस्तक हो ।
名詞文「~は ~です」は人や物、状況を相手に説明する文型です。「私(わたし)は ~です」は自己紹介でよく使われるフレーズですね。名詞(めいし)に情報を加えることで、より詳しい説明を相手に伝えることができます。例えば「私(わたし)の 名前(なまえ)は ジョンです」「これは 日本語(にほんご)の 教科書(きょうかしょ)です」というように長い文を展開していきます。
※主語につく助詞の「は」はネパール語の चाहिँ を適用させていますが、चाहिँ ほど強い強調の効果はなく、文法を理解するための形式上の表記です。
基本の文型 Ⅱ 形容詞文(विशेषण वाक्य)
「名詞 (めいし) は + 形容詞 (けいようし) + です」
मेइसी वा + केइयो-सी + देसु / नाम + विशेषण + हो
例:「東京 (とうきょう) は + にぎやか + です」
टोक्यो वा निगियाका देसु / टोक्यो चाहिँ चहलपहल हो ।
:「両親 (りょうしん) は + 元気 (げんき) + です」
र्यो-सिन् वा गेङ्की देसु / आमा – बुबा चाहिँ सन्चै हुनुहुन्छ ।
形容詞文「~は ~です」は名詞(めいし)の様子や状態をより詳しく説明する文型です。また、感情や感想を伝えるときにも使われます。文の後ろに「か」を加えることで疑問文になり「話す」「聞く」の両方でコミュニケーションを広げることができます。
基本の文型 Ⅲ 動詞文(क्रिया वाक्य)
「名詞 (めいし) は + 名詞 (めいし) を + 動詞 (どうし)」
मेइसी वा + मेइसी वो + दो-सी / नाम + नाम + क्रिया
例:「わたし は + ラーメン を + 食べます (たべます) 」
वातासि वा रा-मेन् वो ताबेमासु / म चाहिँ चाउचाउ खान्छु ।
:「朝 (あさ) は + サッカー を + します」
आसा वा साक्का- वो सिमासु / साँझ चाहिँ फुटबल खेल्छु ।
動詞文は主語(しゅご)と動詞(どうし)の組み合わせで、主語の動作や作用、状態を表す文型です。主語と動詞だけではいささか情報が足りず「私(わたし)は 食べます(たべます)」だけだと「何(なに)を」と即聞かれます。そのため、動詞の前に目的語(もくてきご)はできるだけ加えましょう。「いつ(कहिले)どこで(कहाँ)だれが(कसले)なにを(के)します(गर्नु)」の組み立てを意識すると、情報が豊富な文を作ることができます。
基本の文型 Ⅳ 存在文(अस्तित्व वाक्य)
「人 (ひと) は + 場所 (ばしょ) に + います」
हितो वा + बास्यो नी + इमासु / व्यक्ति + ठाउँ + हुनुहुन्छ
「物 (もの) は + 場所 (ばしょ) に + あります」
मोनो वा + बास्यो नी + आरिमासु / वस्तु + ठाउँ + छ
「名詞 (めいし) は + 時間 (じかん) に + あります」
मेइसी वा + जिकान् नी + आरिमासु / नाम + समय + छ
例:「母 (はは) は + 部屋 (へや) に + います」
हाहा वा हेया नी इमासु / आमा चाहिँ कोठामा हुनुहुन्छ ।
:「時計 (とけい) は + 机 (つくえ) に + あります」
तोकेइ वा चुकुए नी आरिमासु / घडी चाहिँ डेस्कमा छ ।
存在文は主語が、ある場所や時間に存在する状態を表す文型です。どこに何があるか位置を正確に伝えたり、時間や予定を示すことができます。文の最後の動詞は、もし主語が動くことができる生きもの(人や動物)の場合は「います・いません」それ以外のもの(物や出来事)の場合は「あります・ありません」を使います。この文型には、場所・時間と動詞をつなぐ助詞の使い分けにも注意が必要です。
基本の文型 Ⅰ 名詞文(नाम वाक्य)
名詞(は)+ 名詞 + です
मेइसी(वा)+ मेइसी + देसु
नाम + नाम + हो
例:私(は)学生 です
वातासी(वा)गाकुसेइ देसु
म चाहिँ विद्यार्थी हुँ ।
:これ(は)教科書 です
कोरे(वा)क्यो-कास्यो देसु
यो चाहिँ पाठ्यपुस्तक हो ।
名詞文「~は ~です」は人や物、状況を相手に説明する文型です。「私は ~です」は自己紹介でよく使われるフレーズですね。名詞に情報を加えることで、より詳しい説明を相手に伝えることができます。例えば「私の 名前は ジョンです」「これは 日本語の 教科書です」というように長い文を展開していきます。
※主語につく助詞の「は」はネパール語の चाहिँ を適用させていますが、चाहिँ ほど強い強調の効果はなく、文法を理解するための形式上の表記です。
基本の文型 Ⅱ 形容詞文(विशेषण वाक्य)
名詞(は)+ 形容詞 + です
मेइसी(वा)+ केइयो-सी + देसु
नाम + विशेषण + हो
例:東京(は)にぎやか です
टोक्यो(वा)निगियाका देसु
टोक्यो चाहिँ चहलपहल हो ।
:両親(は)元気 です
र्यो-सिन्(वा)गेङ्की देसु
आमा – बुबा चाहिँ सन्चै हुनुहुन्छ ।
形容詞文「~は ~です」は名詞の様子や状態をより詳しく説明する文型です。また、感情や感想を伝えるときにも使われます。文の後ろに「か」を加えることで疑問文になり「話す」「聞く」の両方でコミュニケーションを広げることができます。
基本の文型 Ⅲ 動詞文(क्रिया वाक्य)
名詞(は)+ 名詞(を)+ 動詞
मेइसी(वा)+ मेइसी(वो)+ दो-सी
नाम + नाम + क्रिया
例:わたし(は)ラーメン(を)食べます
वातासि(वा)रा-मेन्(वो)ताबेमासु
म चाहिँ चाउचाउ खान्छु ।
:朝(は)サッカー(を)します
आसा(वा)साक्का-(वो)सिमासु
साँझ चाहिँ फुटबल खेल्छु ।
動詞文は主語と動詞の組み合わせで、主語の動作や作用、状態を表す文型です。主語と動詞だけではいささか情報が足りず「私は 食べます」だけだと「何を」と即聞かれます。そのため、動詞の前に目的語はできるだけ加えましょう。「いつ・どこで・だれが・なにを・します」の組み立てを意識すると、情報が豊富な文を作ることができます。
基本の文型 Ⅳ 存在文(अस्तित्व वाक्य)
人(は)+ 場所(に)+ います
हितो(वा)+ बास्यो(नी)+ इमासु
व्यक्ति + ठाउँ + हुनुहुन्छ
物(は)+ 場所(に)+ あります
मोनो(वा)+ बास्यो(नी)+ आरिमासु
वस्तु + ठाउँ + छ
名詞(は)+ 時間(に)+ あります
मेइसी(वा)+ जिकान्(नी)+ आरिमासु
नाम + समय + छ
例:母(は)部屋(に)います
हाहा(वा)हेया(नी)इमासु
आमा चाहिँ कोठामा हुनुहुन्छ ।
:時計(は)机(に)あります
तोकेइ(वा)चुकुए(नी)आरिमासु
घडी चाहिँ डेस्कमा छ ।
存在文は主語が、ある場所や時間に存在する状態を表す文型です。どこに何があるか位置を正確に伝えたり、時間や予定を示すことができます。文の最後の動詞は、もし主語が動くことができる、生きもの(人や動物)の場合は「います・いません」それ以外のもの(物や出来事)の場合は「あります・ありません」を使います。この文型には、場所・時間と動詞をつなぐ助詞の使い分けに注意が必要ですが、後ほど詳しく説明できればと思います。
この4つの名詞文、形容詞文、動詞文、存在文が日本語の基本の文型です。語順に関しては、ネパール語と同じく文の最後は動詞(です、ます、います、します)ですが、ネパール語には主語による動詞の活用があり(例えば、ネパール語では「私は」と「私たちは」では動詞が変化する)日本語には動詞の活用がないことも特徴の一つです。そのことから、総じてネパール語から日本語はシンプルで学びやすい言語だと思えます。
また、日本語とネパール語には目上の人を敬う敬語表現や発音の近さなど共通点が多くあり、この点に気がつくと、どんどん日本語の面白さが広がっていくと思います。その他にも色々な文型がありますが、形容詞との組み合わせや助詞の使い方などを学びながら、少しずつ文型の知識を積み上げていきましょう。教材にもよりますが、みんなの日本語 Ⅰ・Ⅱ では約200の文型を学ぶことができます。語彙や日常会話の習得に最適な教材ですから是非、参考にしてみてください。
jpnplab.comでは今後、みんなの日本語を軸に日本語教室を展開していく予定です。他にも、テストには出ない実用的な文型や日常会話なども充実させたいと考えています。ネパールの日本語学習者が、1人でも多くの人が、将来の夢を夢で終わらせないために。
皆さまに、たくさんの幸せが届きますように。
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